密の庭で遊ぶ少女たち遥か未来に思いを馳せるとき・・今、生きている今の時間がかけがえのない懐かしい思い出なのだ

雨の日の茗荷谷坂下国立水族博物館


 


雨の日の茗荷谷坂下国立水族博物館



1998〜1999

 Oil on board 39.9×29.8cm

発表

眼展 青木画廊 1998

秘密の庭で遊ぶ少女たち/谷神健二展 青木画廊 1999

秘密の庭で遊ぶ少女たち/DM/パンフレット 青木画廊 1999


 茗荷谷坂下国立水族博物館

  外は激しい雨・・
その雨を避けて思いきり飛び込んだ時代にくすんだ博物館 
静寂の展示物は無言の骨標本・・・・
建物の古い歴史と官公の持つ重い空気・・  

突然・・
ミューが小さな悲鳴をあげた展示物は死に絶えた遺伝子たちだ恨めしげな視線を私に投げかけている
 コツコツと響く自分の足音だけ・・それが、言いようのない不安定を増幅してくる不安との追いかけっこだ!
 突然、目に飛び込んできたのは
 「特別展示室」 の文字だ!手をかければ重いドアが軋み音をさせおずおずと開く青くペイントされた薄暗く狭い部屋が静寂の中に中央には小さくスポットで照らし出された水槽
 「幻想に生きている魚たち」 のプレートうん?うん?うーん
 意味不明だなぁ・・
そんな呟きは水槽に目を遣ると同時に小さな驚きに変質した!
水槽の・・水槽の中に海老のしっぽを持つ人魚の少女!少女は無心な目で私に微笑みかけ・・
「驚いた?ごめんね」と私の心の中に話しかけてきたのだ 1999.